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ストーリー

フィールドノート:第6週 ― 深部偵察

噂が広まっている。第5区で何かが起きているらしい。だが、詳細はまだわからない。 俺たちは一人の話し好きな男を捕まえた――ナイフを持ったただのスカベンジャーに過ぎない。少し「説得」したところ、カルト信者たちが動き出していると話した。森への祈りを唱えながら、第5区に向かっている集団が複数あるという。 何が起きているにせよ、俺たちは確かめなければならない。 そして、くじ引きで俺が当たった。アントンとルイと一緒だ。任務は単純――現地に行き、重要と思えることを報告する。 最初の数日は特に何もなかった。だが、奥へ進むにつれて、様子が……おかしくなってきた。 4日目には、異変が目に見えてきた。木々がどこか違う。高く、ねじれたような姿。 それに、影。 自分の気のせいだと思っていた。でも、アントンも見たという。視界の端で何かがちらつく。しかし、足を止めて確認しても、何もない。痕跡すら残っていなかった。 5日目に、俺たちはそれを見つけた。最初に死体を見つけたのはルイだった。古い噴水の跡のそばに、カルト信者が5人、緩く円を描くように倒れていた。衣服は破れ、泥まみれで、顔には恐怖が刻まれていた。これをやった何かに、俺たちが遭遇しないことを願うばかりだ。 俺たちは近くの廃アパートで野営することにした。 そして、あの夢が始まった――  何かへと俺を引き寄せるような夢が。…

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アップデート

『Forest Reigns』の新作壁紙パックが登場!

新しいムード、変わらない森の魔法!🌿パック第2弾は『Forest Reigns』のシーンや雰囲気たっぷりの画像がもっと入ってるよ。PC・タブレット・スマホ対応!画面サイズにもばっちり対応してるから、いつでもどこでも森を楽しめる! 📂⬇️ Google Drive からダウンロード! 『Forest Reigns』をSteamのウィッシュリストに追加して、ゲームの最新情報をチェックしよう!…

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ストーリー

フィールドノート:第5週 ― マローダーズ

単独で巡回するのはいつだって悪い考えだ。でも、十分な範囲をカバーするには、時に仕方ないこともある。私は**植物園(ジャルダン・デ・プラント)**の近くにいて、目立たないようにしていた。すると聞こえてきた――低くてしわがれた声。 略奪者たち。 私は茂みに身を潜め、ライフルを強く握りながら葉の隙間から覗いた。4人いた。武器は粗末なものばかり――鉄パイプ、マチェーテ、古い猟銃。彼らは笑いながら、何かのボトルを回し飲みしていた。 私の存在に気づいていたのだろう。逃げようと身を動かした瞬間、ひとりが叫んだ。「出てこいよ、モナミ!ちょっと話がしたいだけさ!」 私は走り出した。 15メートルほど進んだところで行き止まりにぶつかった。よじ登るには高すぎる、ねじれた根の壁。私は振り返り、ライフルを構えた。ちょうどその時、最初の略奪者が茂みを突き破って現れた。彼は黄ばんだギザギザの歯を見せて笑い、マチェーテを振り上げた。 「もう逃げ場はないぜ」と言いながら、仲間たちが背後から近づいてくる。 彼の言う通りだった。背後は壁、弾はほとんど残っていない、そして1人対4人――銃では勝てない戦いだった。でも、その時ふと上を見上げた。 頭上の枝に、今まで見たことのない種の房がいくつもぶら下がっていた。薄暗い光の中でかすかに光っていた。私はガブリエルに起きたことを思い出した。 時間も策も尽きた私は、ライフルを空に向けて撃った。銃声が響き、種が降り注ぎ、空中で鞘がはじけた。 略奪者たちは、何が起きたのか理解する間もなかった。 種子たちは一斉に彼らへと襲いかかり、まるで怒り狂ったスズメバチのように唸り声を上げていた。 ひとつは飛行中に爆発し、リーダーの体を無残に吹き飛ばした。もうひとつは猟銃を構えた男を追い、彼が逃げ出そうとしたその瞬間に炸裂した。 残る2人は散り散りに逃げようとしたが、種は容赦なかった。1つは空き地の端で爆発し、最後の略奪者――あのクソ野郎――は私の方へまっすぐ突進してきた。私を盾にするつもりだったのだろう。だが最後の種がわずか数歩手前で彼を捉え、爆発の衝撃で私は仰向けに倒れ込んだ。 煙が晴れたとき、そこにいたのは私ひとりだった。 この種たちが私の命を救ってくれた。でも、敵味方の区別はしない。コートはズタズタになり、脚には裂傷がある。もっと酷いことになっていてもおかしくなかった。なるべきだった。 私は足を引きずりながら凱旋門へ戻った。頭から離れなかった――あの種が男たちを追う姿。まるで森そのものが彼らを排除しようとしているかのようだった。 もしかすると、本当にそうだったのかもしれない。…

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現地記録:第4週––カルト教団

アークにたどり着けたことを、日に日に感謝するようになっている。 ここには、かろうじて「生活」や「共同体」と呼べるものがある。 それがなければ、人は…おかしくなってしまう。 哨戒中に、彼らを見つけた――霧の中にぼんやりと浮かぶ三つの人影。 まるで長い間この森にいたような動き方だった。背を丸め、警戒しながらも、どこか目的を持っていた。 最初に近づいたのは私だった。両手を上げ、カービン銃は背中にかけたままだった。アントンは後ろに残り、援護していた。 私は彼らに、私たちはアークから来たこと、避難所と薬があることを伝えた。 彼らは振り向いた。木製か骨製のマスクが顔を隠していた。「私たちは、今いる場所で満足している」とリーダーが言った。おそらく女性だろう。声は低く、落ち着いていた。「森は必要なものすべてを与えてくれる。」 私は、そんなのは狂ってる、ここでは死ぬだけだと説得しようとした。 だが、彼らは聞く耳を持たなかった。 その夜、アークで歌声が聞こえた。 低く、喉から響くような声――まるで呪文のような詠唱。 それは森の中を波のように響き渡り、 誰一人として眠れなかった。…

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